《【目玉住戸編】を読まれていない方はこちら》
《【優待割引編】を読まれていない方はこちら》
ズバリ、ここで目指すのは、売却時に利益を増やす(損失を減らす)新築マンションの買い方です。
結論から申し上げますと、新築マンションのお得な買い方は下記3つになります!
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- 目玉住戸を買う
- 優待割引で買う
- 値引き交渉して買う
今回は、値引き交渉して買うをご説明したいと思います。
こちらは上級編ですね。
上級編だと考える理由は後々ご説明しますが、まず値引き交渉の仕方ですが、これはいろんなサイトですでに語られている事かと思いますので、簡単に・・・
- 販売員に希望住戸と指値(いくらなら買う)を伝える
- 販売員が持ち帰り、売るか否か判定する
そして指値を伝える際に気をつけたいポイントは下記の2つですね。
- 指値が通れば希望住戸を必ず買う意思があること伝える(その物件に惚れていることを伝える)
- 指値が通れば希望住戸を必ず買える十分な資金があることを示す(事前にローン審査等を済ませる)
販売担当者からすると怖いんですね。
上席や会社にかけ合ってなんとか指値を通したのに、客から逃げられたりしたらどれだけ怒られるかわかったものではありません。
ですから、指値が通ったら絶対に買うという意思と十分な資金を示して、販売担当者が指値を通す動きを積極的に実施してくれる環境を作りましょう。
そして販売担当者の動きですが、これは指値の金額によって違います。
会社や物件によっても異なりますが、現場で値引きできるのは多くても諸費用の範囲(販売価格の2〜3%程度)でしょう。
それ以上の値引きは社内で稟議書を回すこと(以下、稟議値引き)になりますね。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、諸費用値引き程度なら、前回までにご説明した『目玉住戸』+『提携割引』の方がお得に買えてしまうんですね。
最後に残った物件を値引き交渉で買うのであれば、販売価格の5%以上の値引き、つまり稟議値引きを狙う必要があります。
稟議値引きをしてもらえるかは、販売員の気持ち一つでは決められず、会社の方針も入りますね。
製造と販売が違う会社であったりすれば、さらに意思決定は複雑ですね。
値引きしてくれたら絶対買うという情熱を維持しながら、値引きしてくれるまでは買わないという冷静さと強い意思を併せ持っていなくてはなりません。
稟議書による値引きは市況によりますが、それほど成立はしませんね。特にここ5年間のような新築マンション価格の上昇局面では、会社が値引きを判断する前に他の買い手がついてしまいますからね。
また、普通の人であれば、絶対買いたいと思った物件を指値が決まるまで買わずにいるのはなかなか難しいですね。
営業マンに月々の支払いにすれば1万円も違いませんよ!?・・・とかうまく丸め込まれて、買ってしまいますね。
ですから、この方法は上級編です。
初めてマンションを買う方は、『目玉住戸』+『提携割引』で物件のマンションを真っ先に買う戦略が良いかと思います。
ただし、これから新築マンション価格の調整局面に突入するとすれば、この買い方は非常に有効になってきますね。
2009年(リーマンショック後の価格調整時期)など、20%程度の値引きなど、ざらに行われていたのですから。
“新築マンションのお得な買い方(その3)【値引き交渉編】” への1件の返信